ライオンズ青砥レジデンス

 (Design supervision)

-On going-

青砥はその昔、大きな港を抱えていた街であり

呼び名における「戸」は、渡し船、船着場、埠頭などの意味を持つことから「青戸」という地名となった

都市を俯瞰して観ても

荒川と江戸川といった大きな川を結ぶ中川に寄り添うように配置された

まさに水と共に栄えてきた土地である

古くから蓄積された人々の生きたコミュニティと文化が存続するこの街に

この土地の歴史を受け継ぎながら

「自然」に寄り添い「街」に寄り添う

新しい船出によって夢と未来を継ぐことのできる邸宅をデザインした

バルコニーには船が走る際に生まれる水の揺らぎを表現したルーバーを配し

季節や時間によってゆらめくファサードとなることを目指した。

インテリアは、川面のウォータースケープとつながる岸辺のようなつながりと

水・砂・流木などを想起する素材でまとめ

その水辺空間で、多様な過ごし方をするようなエントランス空間とした。

ランドスケープについても、湿地帯のような

ウォータースカルプチャーのような植樹と共に

街に潤いと優しさを与えることとした


施主

株式会社 大京

所在地

東京都葛飾区青砥

構造

鉄筋コンクリート造

規模

地上8

実施設計

株式会社 現代綜合設計