戎橋公衆トイレデザインコンペティション

(最優秀賞)

-On going-

戎橋の袂に計画される公共トイレである

ジェンダーやその他障害のバリアをなくし多様性を許容する

これからの公共トイレを目指すことを求められた

我々は単なる公衆トイレではなく、新たな公共機能を持たせることで

公共「施設」としての立ち位置を高めたいと考え

都市のサイン機能、待合、電話ボックス的作業環境など

多様な用途を持たせるもとで「公共トイレ」という負のイメージを払拭し

この極小の施設から新しい公共性を発信し、世界に広がる施設となるべく計画した

一方で個のプライバシーを守ることも重要と考え

一つ一つのボックスに多様な機能を持たせ、性別ではなく機能で選ぶ施設とし

多様性のある小さくもしっかりと守られたボックスが緩やかに寄り集まり

柔らかい余白が生まれ、その余白に新しい公共機能を取り込んだ

これによって、トイレという限定的機能を緩和し

ジェンダー・障害に関わらず誰もが入りやすい公共環境を作り出すことを目指した